お知らせ

好きな物を好きと言える自由(介護士 うすい亮二)

以下はAFEEマガジンに寄稿頂いたうすい亮二さんの記事を許可を頂いた上でAFEEのサイトに投稿します。

好きな物を好きと言える自由

介護士 うすい亮二

うすい亮二において、エンタメ表現の自由、それは自分が好きで推しているもの、それを正直に「好き」と表現できる自由である。

東京都西多摩にある、羽村市生まれ羽村市育ちのうすい亮二です。
おそらく難しいお話については他の先生方が沢山書いて頂いていると思うので、うすい亮二は過去の経験を含めた少しゆるいお話をここに書こうと思います。

私こと うすい亮二 は過去、東京三鷹にあったアニメ制作会社でのアルバイト、漫画家F氏のアシスタントで「ざわ・・・ざわ・・・」を経験し、某誌へ漫画掲載をへて、当時東京立川市にございましたケーブルテレビ局に就職をいたしました。テレビ局での仕事ですが、当時はアニメが好き、漫画が好き、漫画のアシスタントをしていた、というプロフィールはたとえテレビ局の仕事場であっても足かせにしかなりませんでした。

 

今となっては信じられないことですが、当時は「アニメや漫画が好き」と大手を振って言えなかったし、どれだけ稼げるコンテンツでも本腰を入れて販売しようとしていなかった。ちなみにテレビ局に就職をする前に玩具メーカーB社の面接を受けましたが、その時の面接官の言葉で「弊社はアニメを売る会社ではない、玩具を売る会社だ、だからアニメオタクの採用は一切しないと」キッパリと断られた事があった。(現在そのB社はそのような変な面接官の居るような会社ではなくなったことはご承知の通り)当時のテレビ局の仕事で番組のプロモートするアニメ作品は何もなく、アイドルや有名俳優が出演したドラマや映画がほとんどで、自分の知識を生かすことができず、何か仕事でミスをすれば「これだからオタクは」と意味のない理由付けのレッテルを貼られてしまうというのが日常でした。

さて、どうすればその状況を打破できるのか?
好きな物は好きと言いたいじゃないですか!
それにはアニメをコンテンツとして成り立たせて、売れる物、利益を得られるものとして認識させることと考えました。

ちょうどその頃にインターネットの普及が加速度を増していき、どのような仕事もインターネットを使う必要がある世の中になってきた。これは仕事の流れが大きく変わる、とても大きな出来事でした。今では当たり前のように使えているネットですが、当時は使える人と使えない人が大きく分かれ、それによりネットに詳しいアニメ好きの職員に大きな飛躍するきっかけが生まれたのです。
当然、これに気が付いたのは同じ思いを抱えたすべての人達、それからの世の流れはご承知の通りです。

今、10代の息子から言われること、
「お父さんは老人ホームに入っても、ピンク髪のツインテール大好き」と言っていると思う。
それでよいのだと思います。

 

うすい 亮二(うすい りょうじ)

東京都羽村市出身・介護士
羽村市立第一中学校卒業、
5月18日生まれ
主な職歴:
アニメ制作会社、マンガ家アシスタント、マンガ家、ケーブルテレビ局職員、
内閣国務大臣秘書を経験し、現在は介護士資格を得て市内の介護施設に勤務。
Twitter:@usui_ryoji

会員登録のお願い

まんぼう&ざしき
AFEEでは、マンガ・ゲーム・アニメを楽しむ人の立場から表現規制に反対しているのじゃ。興味のある方、無料メルマガ登録会員登録(1,000円)するのじゃ。(会員の方はログイン

-お知らせ