先日、AFEEでパブコメを提出致しました「第5次岐阜県青少年健全育成計画(案)」について、3月5日に答申がでました。今回はAFEEの指摘した箇所を中心に変更点をお知らせ致します。なお、以下の比較はAFEEで行ったものです。万全を期していますが誤りがあった場合はご容赦ください。
P1.第1章 計画の策定にあたって
| 変更前(パブリックコメント募集資料) | 変更後(3月26日発表資料) |
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1 .計画策定の趣旨 健康被害を及ぼすインターネットへの依存(以下、ネット依存という)等への対策は、スピード感を持って対応すべき課題となっています。 |
(変更なし) |
AFEEのパブコメ
国会における厚生労働省の答弁によると、令和 3 年時点でネット依存を定義する知見は承知していないとある。定義が確立されていない「ネット依存」への対応を含めることは、計画全体の信頼性を損ねかねないため、この内容は計画から削除するべきである。
【参考】
第 204 回国会 参議院 内閣委員会 第 4 号 令和 3 年 3 月 16 日(抜粋)
○政府参考人(赤澤公省君;厚生労働省社会援護局障害保健福祉部長)
ネット依存、スマホ依存につきまして、現時点でこれを個別に定義する知見は私ども承知していないところでございます。
岐阜県の考え方
ご意見の通り、インターネットは青少年にとって生活の一部となっていると認識しています。また、子どものインターネットの利用について、県民からは、積極的な制限を促すことの難しさと同時に健康被害を懸念する意見もいただいています。今年度、厚生労働省が実施している「ゲーム依存(ゲーム行動症)・ネット依存の全国調査」の結果等を踏まえ、より有効な施策を検討・実施してまいります。
P14.第3章 青少年を取り巻く現状
| 変更前(パブリックコメント募集資料) | 変更後(3月26日発表資料) |
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2 情報化社会の進展 (3)ネット依存、ネットいじめの状況 |
(変更なし) |
AFEEのパブコメ
ネット依存(傾向)の定義は YDQ(THE YOUNG DISABILITY QUESTIONNAIRE)をベースにしたものと思われるが以下の点から問題がある。
・設問はヤングのものを改変しており、(日本国内でも複数の指標が存在するが、いずれも YDQ を原型としたもので、その設問が改変されている以上科学的な根拠は存在しないと認識している)科学的な裏付けは全くないといえる。そのような定義であたかも科学的根拠があり、定義に当てはまると依存症であるかのような表現は計画に掲載することはふさわしくない。
・YDQ が考案されたのは 2000 年より前のものであり、インターネットがインフラとして定着した現在、その指標を使うことが合理的であるかの議論もなされている。
【参考】
「インターネット中毒: まじめな警告です–1998/9/1
キンバリー・S. ヤング (著), Kimberly S. Young (原名), 小田嶋 由美子 (翻訳)
毎日新聞社
岐阜県の考え方
ご意見の通り、インターネットは青少年にとって生活の一部となっていると認識しています。また、子どものインターネットの利用について、県民からは、積極的な制限を促すことの難しさと同時に健康被害を懸念する意見もいただいています。今年度、厚生労働省が実施している「ゲーム依存(ゲーム行動症)・ネット依存の全国調査」の結果等を踏まえ、より有効な施策を検討・実施してまいります。
P59.第3章 青少年を取り巻く現状
| 変更前(パブリックコメント募集資料) | 変更後(3月26日発表資料) |
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7 課題認識 情報化社会のより一層の進展に伴い、スマートフォンやタブレット端末などのデジタル機器が急速に普及したことで、ネット依存やSNSを利用したいじめ、SNS等に起因する事犯の被害児童数やトラブルの増加、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこども、いわゆるヤングケアラーの課題も顕在化しており、今後も、周囲の大人が早期に青少年の困難な状況に気づき、状況に応じた切れ目のない支援につなげていくことが必要です。 |
(変更なし) |
P95.第5章 青少年育成支援施策の展開
| 変更前(パブリックコメント募集資料) | 変更後(3月26日発表資料) |
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基本方針III 青少年の健やかな成長を支える社会環境の整備 現状と課題 |
(変更なし) |
P97.第5章 青少年育成支援施策の展開
| 変更前(パブリックコメント募集資料) | 変更後(3月26日発表資料) |
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基本方針III 青少年の健やかな成長を支える社会環境の整備 具体的な施策 ④ネット依存への対応 |
(変更なし) |
AFEEのパブコメ
国会における厚生労働省の答弁によると、令和 3 年時点でネット依存についての治療・予防に関する確立した科学的根拠・科学的知見は承知していないとある。適切な対応についての根拠・知見が確立していない中で、科学的根拠を伴った治療や予防が存在するかのような記載は改めるべきである。
【参考】
第 204 回国会 参議院 内閣委員会 第 4 号 令和 3 年 3 月 16 日(抜粋)
○政府参考人(赤澤公省君;厚生労働省社会援護局障害保健福祉部長)
ゲーム依存、ネット依存、スマホ依存についての発症のメカニズムは現時点で確立した科学的知見は承知しておりません。
ゲーム依存、ネット依存、スマホ依存について、現時点で治療、予防に関する確立した科学的根拠、科学的知見は承知しておりません。今後、これらの発症のメカニズム等の解明につなげるよう、更なる研究により科学的知見の集積を図る必要があると考えております。
岐阜県の考え方
ご意見の通り、インターネットは青少年にとって生活の一部となっていると認識しています。また、子どものインターネットの利用について、県民からは、積極的な制限を促すことの難しさと同時に健康被害を懸念する意見もいただいています。今年度、厚生労働省が実施している「ゲーム依存(ゲーム行動症)・ネット依存の全国調査」の結果等を踏まえ、より有効な施策を検討・実施してまいります。
P97.第5章 青少年育成支援施策の展開
| 変更前(パブリックコメント募集資料) | 変更後(3月26日発表資料) |
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基本方針III 青少年の健やかな成長を支える社会環境の整備 具体的な施策 |
基本方針III 青少年の健やかな成長を支える社会環境の整備 具体的な施策 |
P112.第6章 数値目標
| 変更前(パブリックコメント募集資料) | 変更後(3月26日発表資料) |
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Ⅲ 青少年の健やかな成長を支える社会環境の整備 立入調査における有害図書の区分陳列の遵守率(遵守店舗数/調査店舗数) |
(変更なし) |
AFEEのパブコメ
「有害図書類等の調査指定・規制強化」の施策として、有害図書の指定基準を追加・拡大することには反対である。有害図書の規制は、表現の自由・青少年の知る権利を制限するものであり、これを濫用して県民の権利を不当に侵害するべきではない。規制強化に県のリソースを割くことは実効的な施策とは思われない。
なお、有害図書の指定基準を追加・拡大する施策を行う意図がなく、立入調査における有害図書の区分陳列の遵守率の向上を目指す施策を行う意図のみがある場合は、「有害図書類等の調査指定・規制強化」の表現を「有害図書類の区分陳列等の実態把握および事業者に対する周知徹底」等の、より具体的な表現に改めるべきである。
岐阜県の考え方
有害図書類等の調査指定・規制は岐阜県青少年健全育成条例に基づき実施しています。記載内容については、基準を追加、拡大する意図はないことから、ご意見を踏まえ、以下のとおり計画案を修正します。
① 有害図書類等の調査指定・規制
