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栃木県「栃木県依存症対策推進計画案」についての意見

AFEEでは、栃木県で行われている『栃木県依存症対策推進計画案』についてのパブコメを提出いたしました。
Discordに寄せられた会員の皆さんの意見をベースに、Discordの公開役員会で議論致しました。

「栃木県依存症対策推進計画案」への意見

エンターテイメント表現の自由の会
代表 坂井崇俊

 

弊会は「栃木県依存症対策推進計画案」について意見致します。

P50 (2) SNSや動画視聴コンテンツ等に関連する依存について
(略)ゲーム障害を除くインターネットに関連する依存(以下、「ネット関連依存」という。)についても、ゲーム障害と同様に対策をとる必要があります。

P50 (3) 対策の方向性
(略)本県では、特に若年層に対しゲーム、インターネットに関する適切な利用やのめり込みに伴うリスクに関する予防教育や、教育関係者、支援に携わる者に対して、ゲーム障害やネット関連依存に関する正しい理解の普及啓発を行い、発生予防に向けた取組を実施していく必要があります。

国会における厚生労働省の答弁によると、令和3年時点でゲーム依存、ネット依存についての治療、予防に関する確立した科学的根拠、科学的知見は承知していないとある。発生予防に向けた取組を実施するにあたり、一部の機関等による偏った知見など、確立した科学的根拠を有しない知見に基づいて行うことは適切でないと考える。
「とちぎ行革プラン2021(栃木県行財政改革大綱(第7期))」にもあるように、客観的なデータ等に基づく政策立案を行うべきであるため、確立した科学的根拠にもとづいて取組を実施していくことを本計画に明記すべきである。

<参考>

第204回国会 参議院 内閣委員会 第4号 令和3年3月16日
○政府参考人(赤澤公省君;厚生労働省社会援護局障害保健福祉部長)

  • ゲーム依存、ネット依存、スマホ依存についての発症のメカニズムは現時点で確立した科学的知見は承知しておりません。
  • ゲーム依存、ネット依存、スマホ依存について、現時点で治療、予防に関する確立した科学的根拠、科学的知見は承知しておりません。今後、これらの発症のメカニズム等の解明につなげるよう、更なる研究により科学的知見の集積を図る必要があると考えております。

https://kokkai.ndl.go.jp/simple/dispPDF?minId=120414889X00420210316#page=8

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