現在、国会に提出されているショートカット禁止法について書こうと思います。この法律は女性がショートカットにすることを禁止する法律です。知っている人は知っているかと思いますが、僕はショートカットの女性が好きです。なぜ、それが法律で規制されようとしているのかが全く分からず断固として抗議したいと思います。
この法律にはいくつか問題があります。まず、ショートカットの定義が曖昧な事です。ショートカットの定義として「髪の長さがすごく短いまたは短い状態であって、かつ、好きになる髪形」ということです。短い状態というのはどのような状態なのか非常に曖昧で恣意的な運用が起こりそうな基準です。
法案提出者はボブカットであれば、ショートカットとは見なされないと言っていますが、もし、ショートカットにすることで逮捕される可能性があるとすると、女性は逮捕されないようにボブカットもやめてしまうと思います。定義が曖昧なままで、ショートカットを禁止することで過剰な自主規制を招くことになるのです。
また、「好きになる髪形」というものもおかしな話です。人を好きになるという内心の自由を法律で制限することなどあり得るのでしょうか。何か、人を好きになることがいけないようなように考えているのでしょうか。本当にばかばかしすぎて全く理解できません。
そもそもこの法律は女性を守るために作られた法律です。女性を守る為になぜショートカットを禁止にする必要があるのでしょうか。規制推進派はショートカットの女性が犯罪にあう確率が高いのでショートカットを禁止にするべきだと言っています。しかし、ショートカットと犯罪被害との間に関連があるかは不明ですし、犯罪被害にあうことを他の方法で防止したり、被害にあった女性を違う形でケアする方が重要なのではないでしょうか。今回の法律では、この点についての考えが盛り込まれていません。
女性も好きで自分の髪形をショートカットにすることもあると思います。ところが今回はそれも禁止されます。女性を守るための法律だったのが、女性が、自分が好きでショートカットにしようとすることも禁止されるという、何とも意味が分からない法律になっています。
また、昔の写真などでショートカットの女性が写っているものを持つことも禁止されます。正確には「好き」あるいは「かわいい」と思いながら持っていると処罰されることになりますが、「好き」あるいは「かわいい」という気持ちで持っていないことを証明することは非常に難しいと思われます。
自分が気付かないうちに、ショートカットの女性の写真を持ってしまうこともあると思います。ただし、僕のようにショートカット好きを公言していると「好き」あるいは「かわいい」と思う目的で持っていなくてたまたま、紛れ込んでしまっただけですということを主張しても信じてもらえないでしょう。
このショートカット禁止法はそもそも名称を女性被害防止法(※女性と限定せずに男女とするべきかもしれませんが)等とするべきなのです。今の議論を見ると目的である女性を被害から守るということとは全く関係の無い、髪が何センチであればショートカットではないのか、と言った意味不明な議論があちらこちらでされています。
なぜショートカットが禁止にされてしまうのでしょうか。ショートカットの女性が好きな男性は数が少ないと思いますし、見る人から見たら、気持ち悪いのかも知れません。うがった見方ですが、この話は何か、ショートカット好きの男性が気持ち悪いから、嫌いだからと言って規制したいようにしか見えないのです。
上記の理由から、私は訳の分からないこのような法律には反対します
今回は一般の方にも分かってもらえるようにマンガ・アニメをショートカット禁止に置き換えて見ましたが、児童ポルノ禁止法が全く意味不明な法律であることが理解いただけたのではないでしょうか。メルマガ登録やFBのいいね!、Twitterのフォロー等AFEEへの応援をお願いします。