先日、AFEEでパブコメを提出致しました「新潟県文化振興条例(仮称)骨子素案」について、2024年4月1日に答申がでました。今回はAFEEの指摘した箇所を中心に変更点をお知らせ致します。なお、以下の比較はAFEEで行ったものです。万全を期していますが誤りがあった場合はご容赦ください。
⽂化芸術推進基本計画(第2期)(令和5年3月閣議決定)では、国・地⽅公共団体等が⼀体となった⽂化芸術の振興について触れる中で、「性別、年齢、障害の有無等の多様な背景・⽴場等を有する⽅々の声を広く取り⼊れる」ことを求めている。
本条例骨子素案の第2基本理念3においてもそのことは謳われていると認識しており、本条例でも基本的施策の中でも更に踏み込んだ若者文化の振興を取り入れるべきである。
近年、マンガやアニメ・ゲームといったポップカルチャーはその関与人口や経済規模、世代への影響力等の点で若者文化の中心にあることは間違い無い。
また、新潟県は水島新司、高橋留美子、魔夜峰央、和月伸宏といった著名マンガ家の出身であり、また、作品中でも多くの新潟の土地や建物がモチーフとなって描かれている。
ガタケットなどの即売会は新しい作家のゆりかごとして、全国的にも認知されている。
本条例素案については、おおいに評価出来るものであるが、上記の点も加味し、マンガ・アニメ・ゲームを中心としたポップカルチャーについても具体的に記述するべきである。
AFEEのパブコメ
ポップカルチャーを構成する大きな柱の一つであるゲームについても、前述の理由により、他項目と並列して記載するべきである。
新潟県の考え方
ご意見を踏まえ修正します。
・漫画、アニメーション、ゲーム等のメディア芸術について第 10 条に規定します。
AFEEのパブコメ
国民娯楽については、伝統的娯楽である囲碁や将棋のみならず、ポップカルチャーをはじめとした現代的娯楽についても、前述する理由から具体的に記述するべきである。
新潟県の考え方
ご意見を踏まえ修正します。
・漫画、アニメーション、ゲーム等のメディア芸術について第 10 条に規定します。
AFEEのパブコメ
「情報の収集及び提供その他の必要な施策」について、コンテンツのアーカイブ(保管・保存)は重要であることから、具体的に収集と提供に列挙して明示するべきである。
新潟県の考え方
ご意見を踏まえ修正します。
・記録の保管について第 14 条に規定します。