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「高知県アルコール健康障害・依存症対策推進計画(案)」への意見

AFEEでは、高知県で行われている「高知県アルコール健康障害・依存症対策推進計画(案)」についてのパブコメを提出いたしました。
Discordに寄せられた会員の皆さんの意見をベースに、Discordの公開役員会で議論致しました。

「高知県アルコール健康障害・依存症対策推進計画(案)」に対する意見

エンターテイメント表現の自由の会

弊会は「高知県アルコール健康障害・依存症対策推進計画(案)」について意見致します。

P32.(2)進行予防(二次予防)《KPI(評価指標)》
・アルコール健康障害及び各種依存症(アルコール・薬物・ギャンブル等・ゲーム)の相談件数
・依存症対策全国センターが実施するアルコール健康障害及び各種依存症の研修受講者数

厚生労働省では「ゲーム依存症」をギャンブル等依存症対策基本法における、ギャンブル等の定義には含まないとしているところである。しかしながら、本計画においては、KPIでゲーム依存症を掲載している。本計画におけるギャンブル等依存症の施策については、ゲーム依存症を含まないものと理解している(厚労省によるとゲーム依存症の予防等について科学的知見はないとしているなど、ギャンブル等依存症とは対策が異なる)ため、施策と指標(KPI)との間に齟齬が生じている。

【参考】
第204回国会 参議院 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第3号 令和3年4月9日
○藤末健三:ギャンブル等依存症対策基本法においてネットやゲームはその定義に含まれているかどうか、政府の見解を伺いたいと思います。
○政府参考人(北波孝君) お答えをいたします。
 ギャンブル等依存症対策基本法におきましては、第二条で、ギャンブル等というのを、法律の定めるところにより行われる公営競技、パチンコ屋に係る遊技その他の射幸行為というふうにしております。この二条に言いますその他の射幸行為には、ゲーム、インターネットは基本的に含まれない、これらゲーム、インターネットはギャンブル等依存症対策基本法上のギャンブル等には該当しないものと考えております。
https://kokkai.ndl.go.jp/txt/120415328X00320210409/33

p.39 ② 普及啓発の推進
〇 オンラインカジノ等に繋がるおそれのあるオンラインゲームの課金等の問題について、各地区で実施されるPTA 研修の場を活用するなどして、家庭への周知と普及啓発に努めます。

オンラインゲームの課金がオンラインカジノ等(の利用)に繋がるおそれがあるといった科学的根拠は存在しない。そのため、県民にオンラインゲームの利用がギャンブル等への依存に繋がるとの誤解を与えかねず不適切である。掲載する場合は、科学的なエビデンスと共に掲載するべきである。

オンラインカジノユーザーは金銭的利益が目的であり、オンラインゲームユーザーはアイテムの入手や時間短縮、コミュニケーションなど対価を求めるものであり、性質は異なる。仮にネット上での課金を問題にするのであれば、対象をゲームに限定することは合理的ではない。

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