声明・意見書

「大阪府インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例」の一部改正(案)に対する意見

AFEEでは、大阪府で行われている「大阪府インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例」へのパブコメを提出いたしました。Discordに寄せられた会員の皆さんの意見をベースに、Discordの公開役員会で議論致しました。

「大阪府インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例」の一部改正(案)に対する意見

エンターテイメント表現の自由の会
代表 坂井崇俊

弊会は「大阪府インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例」の一部改正(案)について以下の通り意見致します。

有識者会議とりまとめP7. (3)人権侵害情報への対応
なお、府民のインターネットの利用の参考とするため、削除要請の件数や削除状況を公表することについて議論があったが、削除要請先のプロバイダ事業者別に公表することについては、公表目的について一層の検討が必要であることや、事業者からの理解を得る必要があること等も踏まえ、慎重に検討すべきと考える。

削除: 削除要請等の直接的な被害者救済については、情報の発信者に対して表現の自由を制約することにつながることから、行政の行き過ぎを未然に防ぐ意味でも、削除要請および要請の結果の公表を条例で定めるべきである。なお、事業者別に公表することまでは求めない。

一部改正(案)の概要 (3)審議会への諮問を規定

削除: 審議会への諮問事項として、プロバイダ事業者等への削除要請等の前に具体的な内容(不当な差別的言動の内容や人権侵害の程度)を提示した上で、要請の適否について諮問を行う旨、および、諮問に当たり最大限表現の自由に配慮する旨を条例で定めるべきである。

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