先日、AFEEでパブコメを提出致しました「ぐんまこどもビジョン2025」について、1月31日に答申がでました。今回はAFEEの指摘した箇所を中心に変更点をお知らせ致します。なお、以下の比較はAFEEで行ったものです。万全を期していますが誤りがあった場合はご容赦ください。
1(4)④自殺や犯罪からこども・若者を守る
AFEEのパブコメ
【犯罪予防】の項においてゲーム依存に言及するにあたっては、ゲーム依存が犯罪などを引き起こす原因であることの十分な科学的根拠・科学的知見を示すべきである。このことの十分な科学的根拠・科学的知見を示せない場合、【犯罪予防】の項におけるゲーム依存の記載は削除するべきである。
国会における厚生労働省の答弁によると、令和 3 年時点でゲーム依存についての治療・予防に関する確立した科学的根拠・科学的知見は承知していないとある。「ネット利用に関して保護者とこどもが相談してルールをつくることやペアレンタルコントロールの普及、違法・有害情報へのアクセスを制限するフィルタリング設定」がゲーム依存の治療・予防に有効であることが公に認められているかのような誤った認識を県民に与えうる記述は、群馬県の発信として不適切であり、修正するべきである。
【参考】
第 204 回国会 参議院 内閣委員会 第 4 号 令和 3 年 3 月 16 日(抜粋)
○政府参考人(赤澤公省君;厚生労働省社会援護局障害保健福祉部長)
ゲーム依存、ネット依存、スマホ依存についての発症のメカニズムは現時点で確立した科学的知見は承知しておりません。
ゲーム依存、ネット依存、スマホ依存について、現時点で治療、予防に関する確立した科学的根拠、科学的知見は承知しておりません。今後、これらの発症のメカニズム等の解明につなげるよう、更なる研究により科学的知見の集積を図る必要があると考えております。
群馬県の考え方
「ネット利用に関する犯罪予防」の文脈が明確になるよう、文面を修正いたします。