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民主主義社会のインフラとして表現の自由を守っていく[日本維新の会 都政対策委員(板橋区)津田ふみや]

コミックマーケット104で頒布予定のAFEEマガジン21号へ寄稿頂いた記事を先行して公開いたします。

民主主義社会のインフラとして表現の自由を守っていく

日本維新の会都政対策委員(板橋区)津田ふみや

数年前に漫画家 比村奇石さんの「月曜日のたわわ」のコミック全面広告が、とある新聞に掲載されました。これに対し、国連の女性機関から「女性に対する有害なステレオタイプを助長する表現」として、当該新聞社に抗議がなされるという事件がありました。

私は、このことを耳にしたときに、権威ある国連の機関が、実在する人物に実害が及ぶという明確なエビデンスが無い段階で、自由な言論活動が保証されるべき報道機関に抗議するということが与える影響を危惧しました。仮に、厳密な事実に基づかずにこうしたことが度々行われれば、報道機関だけでなく、他の表現をする機関や個人が委縮し、結果として表現の自由の制約に繋がってしまうのではないかと思ったからです。

言うまでもなく表現の自由は、憲法が保障する権利であり、公権力や公権力に準ずる機関が一方的に悪だと決めつけて事実上の表現規制をするようなことはあってはなりません。

そして、表現の自由が適切に守られる社会こそが、健全な民主主義が機能できる社会であると私は確信しています。そうした意味から、表現の自由は民主主義を機能させるインフラであり、ルールをつくる政治家、それを運用する行政、事象をジャッジする司法、それぞれが、こうした認識を共有することが重要ではないでしょうか。

もちろん、表現の自由も公共の福祉との兼ね合いが問題となってきますが、だからこそ、健全な民主主義社会を守っていくために、立法・行政・司法が公共の福祉の名のもとに安易な表現規制に流されるべきではなく、エビデンスに基づいた具体的なケースに応じた基準や判断をすべきであると考えます。

ところで、表現規制は法のみならず、青少年健全育成条例等の自治体条例により行われています。こうしたなかで、これから政治にチャレンジしていこうとする者として、私は、自由な表現が保障され、闊達な議論ができる環境を確保していくことで、「多様な意見がぶつかり合い、新たな価値が生まれ、エネルギーに満ちたまち東京」を実現することができるのではないかと考えています。

引き続き、表現の自由を守ることが、健全な民主主義の確保につながるという俯瞰した目を持って、「表現の自由が守られ、多様な価値を育む活力あふれる東京」を目指して活動して参ります。

津田郁也(つだ・ふみや)
平成九年生まれ。板橋区板橋二丁目の神社の宮司の孫として生まれる。大宮開成高校、早稲田大学を卒業後に人材系ベンチャー企業を経て、日本維新の会衆議院議員阿部司事務所にて公設第二秘書、公設第一秘書を歴任。未来志向の政治で持続可能な社会をつくるため、東奔西走中。

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