マンガ・アニメ・ゲームの表現の自由を守るための消費者団体

AFEE エンターテイメント表現の自由の会

「第6次熊本県男女共同参画計画(素案)」への意見

AFEEでは、熊本県で行われている「第6次熊本県男女共同参画計画(素案)」についての意見を提出致しました。Discordに寄せられた会員の皆さんの意見をベースに、Discordの公開役員会で議論致しました。

「第6次熊本県男女共同参画計画(素案)」への意見

エンターテイメント表現の自由の会 代表 坂井崇俊

弊会は「第6次熊本県男女共同参画計画(素案)」について意見致します。

p.40 基本方針2 自分らしく生きられる社会環境の整備・充実

また、各種メディアにおいて、偏った性表現や暴力表現、女性をアイキャッチャーとして利用するなど、人権を侵害するような情報発信が行われないよう、メディアに対しても人権への十分な配慮を働きかけていきます。

≪意見要旨≫
本記述は「偏った性表現」「人権を侵害するような情報発信」といった概念が不明確であり、行政がメディア表現の内容に介入・萎縮を与えるおそれがある。

≪意見詳細≫
本記述は、「偏った性表現」や「暴力表現」、「女性をアイキャッチャーとして利用する」、「人権を侵害するような情報発信」といった抽象的な概念を用い、行政がメディアに対して「人権への十分な配慮」を働きかけるとする内容であるが、その対象や判断基準が明確に示されていない点に問題がある。
特に、漫画・アニメ・ゲームなどのエンターテイメント分野においては、誇張や虚構、記号的表現が創作上不可欠であり、現実社会の価値観や役割分担をそのまま反映しない表現も多く存在する。
こうした創作表現を、行政の価値判断に基づいて「偏っている」「不適切である」と働きかけることは、制作者や事業者に過度な自主規制を促し、結果として表現の多様性や創作の自由を損なうおそれがある。
男女共同参画の推進は重要な課題であるが、その実現手段として、創作表現に対する行政的な「働きかけ」を想起させる記述を計画に盛り込むことは、メディアの表現活動を萎縮させかねない。
以上の理由から、本記述については削除するか、創作表現に影響を及ぼさないことを明確にした記載へ修正すべきである。
修正する場合、「人権」への配慮については現在生存する人物に限られた部分においてのみ対象とし、創作物などは含まないことを明確にするべきである。

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