AFEEでは、島根県で行われている「第4次島根県男女共同参画計画(素案)」へのパブコメを提出いたしました。本来であれば会員の皆さんのご意見を頂くところでしたが、日程的なところと、重要な内容でなかったことから役員会で対応させて頂きました。※Discordで会員の皆さんに確認頂ける状態で議論しています
「第4次島根県男女共同参画計画(素案)」への意見
エンターテイメント表現の自由の会 代表 坂井崇俊
==p50より引用==
58 「公的広報の手引き」を改訂し、県民、企業、団体などに男女共同参画の視点に立った表現について啓発します。また、県の広報誌やホームページなどは、男女共同参画の視点を踏まえて作成します。(女性活躍推進課、広聴広報課)
現行の「公的広報の手引き」でも指摘しているように、公的広報と民間のプロモーションとでは、その公共性に大きな違いがある。つまり、民間が行う広報やプロモーションについては営業の自由として保障されるべきであり、たとえば、女性アイドルグループや男子学生が主に登場するアニメを用いた民間のプロモーションなどを行政の手引きにより制限することはあってはならない。
仮に「公的広報の手引き」の対象に民間も含める場合は、最低限、行政向けと民間向けとでその内容を別にする必要がある。具体的には男女共同参画社会基本法第16条に定められた「基本理念」の啓発の域に留めるべきであり、啓発にあたって行政による表現内容への介入とならないよう細心の注意が必要である。
男女共同参画社会基本法(条文)
(国民の理解を深めるための措置)
第十六条 国及び地方公共団体は、広報活動等を通じて、基本理念に関する国民の理解を深めるよう適切な措置を講じなければならない。