AFEEでは、堺市で行われている「堺市依存症地域支援計画(案)」へのパブコメを提出いたしました。本来であれば会員の皆さんのご意見を頂くところでしたが、日程的なところと、重要な内容でなかったことから役員会で対応させて頂きました。※Discordで会員の皆さんに確認頂ける状態で議論しています
「堺市依存症地域支援計画(案)」への意見
エンターテイメント表現の自由の会 代表 坂井崇俊
==p28~31より引用==
(6)依存とストレスや自殺の関連性について
「お酒、くすり、ギャンブル等、インターネット・ゲームに関する意識行動調査」の項目と同対象者に実施した「こころの健康といのちに関する意識調査」の項目の関連性をみたところ、ストレスや自殺と関連のあったものは、以下のとおりとなっています。①ストレスと依存の関連性
「飲酒により生じた問題あり」、「処方薬・市販薬乱用あり」、「ゲーム使用により生じた問題あり」の人はそれぞれ「ない」人に比べて、ストレスが「多い」割合が高くなっています(図表 47)。
また、「処方薬・市販薬乱用あり」、「ゲーム使用により生じた問題あり」の人はそれぞれ「ない」人に比べて、「高ストレス者」の割合が高くなっています(図表 48)。②悩みやストレスの相談相手(相談意向)と依存の関連性
「飲酒により生じた問題あり」、「処方薬・市販薬乱用あり」、「ギャンブル等生涯経験あり」の人はそれぞれ「ない」人に比べて、悩みやストレスの相談相手が「いる」割合が低くなっています。また、「ゲームの利用時間が長い」人の方が悩みやストレスの相談相手が「いる」割合が低い傾向がみられます(図表 49)。③死にたいほどの悩み、自殺念慮・企図と依存の関連性
「飲酒により生じた問題あり」、「薬物生涯経験あり」、「処方薬・市販薬乱用あり」、「エナジードリンク・カフェイン製剤使用経験あり」、「ゲーム使用により生じた問題あり」の人はそれぞれ「ない」人に比べて、最近1年間で「死にたい」と思うほど悩んだことが「ある」割合が高くなっています(図表 50)。
また、「薬物生涯経験あり」、「処方薬・市販薬乱用あり」、「エナジードリンク・カフェイン製剤使用経験あり」、「ゲーム使用により生じた問題あり」の人はそれぞれ「ない」人に比べて、最近1年以内の自殺念慮・企図が「ある」割合が高くなっています(図表 51)。
お酒、くすり、ギャンブル等の依存症と、ゲームに関する意識行動を同列に記載することは不適切である。また、本章分析からの考察が無く、その考察から施策に紐付けていないのであれば本章は計画から削除されるべきである。削除されずに残すことで、関連性を提示することによりあたかも因果関係があるように読み取れてしまうことがあることも問題である。