声明・意見書

文京区男女平等参画推進計画(素案)への意見を送りました

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AFEEでは、東京都文京区で行われていた文京区男女平等参画推進計画(素案)へのパブコメを提出いたしました。本来であれば会員の皆さんのご意見を頂くところでしたが、日程的なところと、主要自治体でなかったことから役員会で対応させて頂きました。※Discordで会員の皆さんに確認頂ける状態で議論しています

文京区男女平等参画推進計画(素案)への意見

エンターテイメント表現の自由の会 代表 坂井崇俊
エンターテイメント表現の自由の会 女性支部 代表 岩永千絵美

性表現の氾濫防止・メディア・リテラシー

==p77より引用==
身の回りで起こっている暴力だけでなく、メディアによる性的な暴力等につながる表現のほか、女性と男性のイメージに偏りのある表現は依然として発信されています。 (図III-9)さらに、インターネットの普及により、SNS等への悪質な書き込み、インターネット上でのいじめ、差別等の行為による人権侵害が生じています。情報の送り手と受け手が、正しい判断と意思表示をすることができるように、メディア・リテラシー向上に向けた意識啓発が必要です。

「メディアによる性的な暴力等につながる表現」は、メディアの表現によって性的な暴力が引き起こされているという記述であり、
・表現によって暴力が誘発されるという根拠のない因果関係を示している
・暴力そのものの危険性に立ち向かわなければならないにもかかわらず、表現に対して対応することでよしとされており、問題が矮小化されている
という問題がある。このような記述は削除すべきである。

==p79より引用==
図III-9 文京区男女平等参画に関する区民調査(令和2(2020)年9月実施)

・子どもや性的表現を望まない人への配慮が足りない
・女性の性的な面を強調する表現が目立つ
・性的な暴力や性犯罪の増加につながる表現がみられる

など、結論を誘導するような設問であり、計画の根拠とするのに不適当である。
また、グラフの横軸の数値の配置が、60%をグラフの幅の全体とするなど、恣意性があり、回答の比率を大きく見せかけている。このような問題のあるグラフは掲載すべきでない。

==p81より引用==
(3)性の商品化とメディアにおける性・暴力表現への対応
女性や児童を専ら性的又は暴力行為の対象として捉えて作られる商品や提供されるサービス、メディアにおける性・暴力表現は、男女平等参画社会の形成を大きく阻害するものです。

「女性や児童を専ら性的又は暴力行為の対象として捉えて作られる商品や提供されるサービス」という定義では、「男女平等参画社会の形成を大きく阻害する」という理由でいかなるものも恣意的に排除することが可能になる。

また、「メディアにおける性・暴力表現」が「男女平等参画社会の形成を大きく阻害する」という因果関係には根拠がない。特に、参考にも記載したが、閣議決定された内閣府の第五次男女共同参画推進計画においても当初「不適切な性・暴力表現を防止」とされたところ、最終的には「違法な性・暴力表現の流通等を防止」と限定されたことや「東京都男女平等参画推進総合計画」においても規制の対象となる表現の範囲が人権侵害に該当するものに限定になる見込みとなっている(1月中旬に答申予定)ことから、文京区もそれらにならうべきである。

==p81より引用==
(3)性の商品化とメディアにおける性・暴力表現への対応
その観点から、関係機関・団体等と連携して、児童の権利の保障や青少年を取り巻く有害環境を無くすための広報啓発を行うとともに、メディア・リテラシー向上のための取組を推進します。

事業番号 104 青少年を取り巻く有害環境の排除
また、テレビ、インターネット等のメディアに対し、青少年に好ましくない番組放送等の自主規制を要請する。

青少年保護の問題はあくまで青少年が接する内容の是非に限られる。男女共同参画の問題と青少年保護の問題を混同することは、問題をすり替え、本来青少年に限られる問題を成年者にいたずらに拡張することにつながりかねない。

また、メディアに対する自主規制の要請は事実上の検閲に繋がりかねず行政として行うべきではない。

従って、本内容は削除されるべきである。

【参考1】
第5次男⼥共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え⽅
第5分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶
8 インターネット上の女性に対する暴力等への対応

■ 素案(パブコメ案)
インターネット上のメディアを含む、メディアにおける【不適切な性・暴力表現を防止】するため、関係機関等と連携した広報啓発の推進等の適切な対応を行う
https://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/5th/masterplan.html

■ AFEE指摘事項
不適切な性・暴力表現の指す範囲が広範であり、また、実在しない人物に対する表現等も含まれる懸念もあり、その点を払拭すべく範囲を限定するべきである。

■ 最終版(2020.12閣議決定)
インターネット上における【違法な性・暴力表現の流通等を防止】するとともに、関係機関等と連携した広報啓発の推進等の適切な対応を行う。
https://www.gender.go.jp/about_danjo/basic_plans/5th/index.html

※【】はAFEEにて追記

【参考2】
東京都男女平等参画推進総合計画(東京都配偶者暴力対策基本計画関係)

■ 素案(パブコメ案)

クリックして03haibou.pdfにアクセス

■ パブコメを受けた事務局修正案(東京都男女平等参画審議会 第3回総会(令和3年12月20日開催)提示資料)

クリックして3-9haibotosin.pdfにアクセス

※12/20の総会においてもこの点議論され、さらに修正される見込みとなっている

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